グーグルが開発したAIツール「Gemini」は、最新の生成AI技術を活用した革新的なプロダクトです。
パリ五輪の開催に合わせて公開されたテレビCM『Dear Sydney』は、当初、AIの可能性を示す内容として期待されていました。
『Dear Sydney』と題されたこのCMは、米国陸上競技選手のシドニー・マクラフリン=レヴロンに憧れる幼い娘を持つ父親が、AIツール「Gemini」に手紙を書くのを手伝ってもらうというストーリー。
父親は娘を「世界一のシドニーファン」と称し、AIに対して「シドニー選手が娘にとってどれほど励みになっているかを伝える手紙を書いてほしい」と依頼します。
CM放送直後から、視聴者の間で「子どもにAI依存を奨励している」との批判が巻き起こりました。
多くの視聴者は、このCMが「AIの最悪の使用例」であると非難し、「スポーツ選手に手紙を書くという人間らしい行為を否定している」と指摘しました。
このような批判によりCMは炎上し、放送中止へと追い込まれました。
当初、グーグルはこのCMを「米国の五輪代表チームを祝う本物のストーリー」として擁護していましたが、批判の声が高まるにつれ、放送の中止を決定しました。
グーグルは声明を発表し、段階的にTVでの放送を終了することを明らかにしました。
2024年8月現在もYouTubeで視聴可能ですが、コメントは出来なくなっています。
Googleの生成AI「Gemini」のテレビCMの放送が始まり、AI活用促進に本腰を据えて取り組み始めました。
CMでは「検索」ではなく「相談」という言葉を使用し、ユーザーに新しい利用方法を提案。
上記CM内容は、まずとある家族の娘がすてきな絵を描きます。
その絵を見た父親がGeminiに「この絵にすてきなストーリーをつけて」と投げかけ、Geminiが絵に合ったお話を考えてくれるというもの。
本来は両親と対話し、想像を膨らませながらお話を作ることで子どもの想像力を豊かにできるシーンだと思うのですが…
確かに、これでは子どもの発想力や想像力を無視し、子供が育つ機会を奪っているように感じます。
この事件は、AI技術が日常生活に与える影響についての広範な議論を引き起こしました。
昨年、ハリウッドの脚本家や俳優たちが映画スタジオによるAIの使用に制限を求めた抗議行動を行ったように、AI技術がもたらす社会的な影響に対する懸念が高まっています。
この記事は、GoogleのAI「Gemini」を巡る最新の出来事を解説しました。
AI技術の進展に伴い、私たちがどのようにその技術と向き合っていくべきか、引き続き注視が必要です。
【インダストリアル・ドリーム株式会社について】
国内で初めて独自LLMを取り入れたwebサービスである創作支援アプリAI BunChoを開発・運営しています。
その経験をもとに、生成AIに関するPoCや受託開発を行っております。
【活動例】
ご興味をお持ちいただけましたらお気軽にお問い合わせください!