【薬屋のひとりごと】楼蘭妃の正体は子翠?目的や、その後生きているかネタバレ考察!

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本記事は、人気小説「薬屋のひとりごと」のキャラクター楼蘭妃の正体について紹介する記事となっています。

  • 薬屋のひとりごとについて詳しく知りたい!
  • 楼蘭妃は正体や何が目的だったのか
  • 楼蘭は生きているの?

といったことが気になっている方におススメの記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

『薬屋のひとりごと』淑妃・楼蘭妃のプロフィール

楼蘭妃とは日向夏の作品「薬屋のひとりごと」に出てくるキャラクターです。

朝廷の有力者で子の一族」の当主・子昌の娘で、後宮から去った阿多妃に代わって「淑妃」の位を与えられました。

猫猫とは後宮での妃教育の時に初めて対面しています。

プロフィールは以下の通り。

名前楼蘭(ロウラン)
初登場原作小説2巻3話「後宮教室」
年齢初登場時18歳(猫猫と同じ年齢)
身長/体重不明/不明
外見顔立ち自体は北寄りの出身に見えるが普段は濃い化粧をしており、毎度髪型や化粧を変えている
性格派手好きだが無口
地位淑妃
出身子北州
子氏一族
父:子昌(シショウ)母:神美(シェンメイ)

猫猫からは無口で何を考えているかわからないと思われていましたが、服装や化粧の好みは派手という意外性を持ち合わせています。

【正体】楼蘭妃は下女の子翠と同一人物

実は楼蘭妃は猫猫の下女友達、子翠と同一人物であることが明らかになっています。

ここでは子翠のプロフィールや、楼蘭妃が派手な髪型や化粧をしている理由を解説していきます。

子翠とは?プロフィールを紹介

子翠は猫猫と親しくなる下女の一人です。

名前子翠(シスイ)
初登場原作小説3巻2話「猫」
年齢初登場時18歳(猫猫と同じ年齢)
外見背は高いが童顔。着やせするタイプらしく胸は大きめ
身長/体重不明/不明
性格あどけなさがある口調だが明るい性格
小蘭にコネの作り方を教えるなど面倒見もいい
好きなもの

虫好きで虫に関してかなり詳しく、薬や毒の研究が好きな猫猫とはかなり馬が合い仲良くなっていきます。

楼蘭妃の濃い化粧や無口は正体をかくすため

楼蘭妃と子翠が同一人物であったことが判明したシーンはこちらです。

正体が判明したシーン原作4巻14話 「取引現場」

原作4巻の14話のラストで母である神美が子翠に向かって「楼蘭」と話しかけており、楼蘭妃と子翠が同一人物であることがはっきりと明示されています。

楼蘭妃の時に毎回化粧や髪型を変えているのは、子翠として後宮内で動いていても怪しまれないようにするため。

そして、入宮時に引き連れてきた50人近くいる侍女と入れ替わるためです。

南国の衣装や北方の異民族の服、少年のような胡服、腰を締めあげた西方の衣装など様々な衣装を持っており、侍女にも同じような化粧や服装をさせることで、楼蘭の本来の素顔をわかりづらくしています

「楼蘭」として猫猫と会った時はほとんど話さず、逆に「子翠」として接しているときは皇太后や同じ上級妃の里樹と鉢合わせないようにして正体を隠し続けていました。

【目的】楼蘭妃は母・神美の復讐計画に協力していた

ここでは楼蘭妃の入宮の目的や母・神美の復讐の計画について解説していきます。

神美の復讐は”国を滅ぼすこと”

神美の復讐は”国を滅ぼすこと”であり、そのために桜蘭を新たな王母として据え、”茘”を乗っ取る計画を企みました。

具体的な計画はこちら。

  • 子翠を楼蘭妃として後宮に入れ、東宮を産ませる
  • 皇位継承者の暗殺
  • 新型の飛発(拳銃)の開発と量産
  • 子の一族の領地に立てこもり反乱を企てる

神美は子の一族本家の娘であり、「茘」を建国した王母と同じ血筋を持つ子昌と婚約していました。

しかし、子の一族が女帝に目をつけられたため、神美は人質として先帝の後宮入りさせられます。

神美自身は人質にされる為に上級妃になったと分かっていなかったようです。

彼女は上級妃として後宮入るも先帝には見向きもされず、それどころか侍女の大宝が先帝のお手つきになり子供を出産。

一方、元婚約者の子昌は先帝に頼まれ先帝と大宝の娘を娶り、翠苓が生まれます

後宮入りから20年後、人質として価値がなくなった神美は先帝から子昌に下賜されることになりました。

本家のお嬢様として育てられた神美にとって大変な屈辱であり、元凶である国や皇族への復讐を誓います。

復讐計画のため情報収集や翠苓と密会

子翠が母・神美の復讐計画のために後宮で行っていたことはこちら。

  • 国の乗っ取りのため上級妃とその子供を排除
  • 後宮内の情報収集
  • 現・東宮である皇弟の暗殺
  • 復讐計画のために後宮内にいる先帝の被害者との協力の取り付け

楼蘭は後宮を抜け出す際の手引きや情報収集のため、比較的自由に出歩く事ができるよう下女として暗躍していました。

下女として後宮内を移動できれば、宦官として後宮に入り込んでいた翠苓と連絡を取ることも容易です。

また、情報通として知られる小蘭とも仲良くなり、彼女からもいろいろな情報を引き出していました。

子を産まないために堕胎剤を調達

神美は子翠を新しい王母にするため、皇帝との間に子供を作るよう命じていました。

しかし、子翠は神美の命に背き、後宮で出回っていた堕胎剤の材料で薬を作って飲み続けています。

また、子翠が虫を捕まえていた場所の近くには堕胎剤の材料となる鬼灯や花おしろいが自生しており、自ら堕胎剤の材料を集めていた可能性も…

子翠が堕胎剤の材料を調達したのは母親になることを嫌ったからです。

物心ついたころから母・神美は子昌の先妻を虐めて死に追いやり、その子供である翠苓にも辛く当たっていました

さらに、親類の女たちや男娼たちと遊び呆け、すでに家族関係は破綻

その様子を見て育った子翠は、自らも母親になることに対して嫌悪感があったと明言されています。

2つの理由から腕のいい薬師を探す

子翠に2つの目的のために後宮内で薬や腕のいい薬師の情報を集めていました。

  • 神美が望む不老薬開発のため
  • 蘇りの薬」を活用するため

神美が「新しい薬師がほしい」と言っていたのも理由の一つではありますが、真の目的は「蘇りの薬」の方です。

子翠と翠苓は神美の復讐に協力していましたが、砦に武器や人を集めても正規軍に勝てるはずがないことを悟っていました。

そのため「蘇りの薬」を使って子どもたちを一度死なせた後ならば、謀反の罪から逃れることが出来るのではないかと考えたのです。

「蘇りの薬」は人間をしばらくのあいだ仮死状態にするため、子供に使用する際は分量を調節しなければならず、腕のいい薬師の協力が不可欠。

診療所との内通がバレたことがきっかけではありますが、子翠は猫猫の医薬の知識欲とあくなき探求心と利用し、隠れ里まで誘拐することに成功するのでした。

【生死】楼蘭妃のその後を解説※ネタバレ注意

ここからは楼蘭妃は最後にどうなったのか、その後の展開を解説していきたいと思います。

※ネタバレになるので、未読の方はご注意ください!

崖から落ちて姿を消す(生死不明)

楼蘭(子翠)は壬氏が見ている前で禁軍の兵士に拳銃で胸を撃たれ、砦の屋上から飛び降りてしまいます

官軍には絶対に勝てないとわかっていたうえで悪女を演じ、子の一族の最後の幕引きをしたのです。

子の一族討伐後、崖下を捜索しても雪のせいで遺体は発見されず…

結局、捜索は雪が解けた春まで延期となります。

”玉藻”として生きてることが判明

原作には明確に楼蘭(子翠)が生存しているという記述はありませんが、原作4巻の「終話」にて楼蘭(子翠)と思われる少女が登場しました。

少女の特徴はこちら。

汚れているが北で好まれる厚手の服
格好のわりに整った顔立ち
あどけなさが残る顔立ちに不釣り合いな大きい体格
玉の蝉が気になっている

玉藻と名乗った少女は、穿ったような跡があると玉の蝉を交換し、元気よく港の方へと走っていきました。

少女の特徴から楼蘭(子翠)であることが予想でき、交換に使った簪は砦で猫猫からもらったものだと考えられます。

そして作者の日向夏のブログ「うりにっき」では子翠→楼蘭→玉藻ということがはっきりと説明されていて、子翠が確実に生きていることがわかります。

拳銃で撃たれた際に簪に銃弾が当たり、間一髪で助かったのでしょう。

猫猫から”いつか(簪を)返してほしい”と言われた際は”売り払うかも”と答えていましたが、ある意味、有限実行したといるでしょう。

もし、簪が回りまわって猫猫のもとに戻ったら、それだけでそれだけで子翠が生きているという事実は伝わるのではないかと思います。

楼蘭でも子翠でもなくなった彼女は玉藻として新しい人生をやり直している最中ではないでしょうか。

楼蘭妃の正体は子翠?目的やその後をネタバレ考察:まとめ

以上が楼蘭の正体や目的、その後についての解説になります。

まとめると、

  • 楼蘭は子翠と同一人物である
  • 楼蘭(子翠)は母・神美の復讐計画のために暗躍していた
  • 楼蘭(子翠)は「蘇りの薬」から子供たちを蘇生できる薬師を探していた
  • 生きていて玉藻として人生やり直し中

となります。

薬屋のひとりごとはアニメ第2期も正式に決まっており、原作第4巻の子の一族編までアニメ化されると予想しています。

原作や漫画版だけでなく、アニメでも楼蘭(子翠)の活躍が見られそうです!

アニメ第2期が始まる前にぜひ原作や漫画版でチェックしてみてはいかがでしょうか?

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